トレーディング日記

2003年 2月 5日(水)


■法人での取引 (元手200万円)

前回の結果

寄付きはギャップ・ダウンで始まり、しばらく下げると読んだので、
手仕舞いのための返済買いを 8420円 から 8400円 に変更してみた。

もし約定しなかったら、寄付き直後の状況を見て、
価格を引き上げてでも手仕舞いするはずであったが、
朝9時直後は急な打ち合わせのため席を外さざるをえなくなり、
価格がぐんぐん急上昇してしまった。
寄付きは 8430円。今日の再安値であった。

これが副業トレーダーのつらいところである。
今日は手仕舞いの機会を逃した。この代償は大きいかも。

今回打った手

お昼の時点で、8600円台に入ろうとしていた勢いだったので、
救済のための措置を取ることにした。
一時的には 8590円近くまで上がっていたものの、
信用買い残高が急増しており、午後は下降すると予測し、
ここでナンピン・ショートを150株売った。

冷静に考えると、これは打ってはいけない手だった。
失敗したときの傷口をどんどん広げるばかりである。
今は上昇トレンドに反転しているのだ。

午後はずっと会議だったので相場は見なかったが、
大引け後の価格を見て、ため息をつくことになった。
600株も塩漬けにしてしまったのだ。

次回の目論見

もう下手な手を打つことはできないので、冷静に分析しよう。
現在の建玉は、 @8465 * 600株 売建 であるが、
明細は、次のとおりである。

 @8300 * 150株 売建
 @8500 * 300株 売建
 @8560 * 150株 売建

ここからどう切り返すか?

損益分岐点としては、@8450 なのだが、
ちょっと価格が離れすぎているので、難しい。

こういうものは直近の失敗建玉から確実に手仕舞うのが賢い。
ナンピンに頼ってはいけないのだ。つまり、今日の失策である
@8560 * 150株 を先に返済買いして信用建余力を回復させ、
損失限定のためのロングを打つのだ。でも今の調子だと、
最高値で買ってしまいそうなので、慎重に行く。

信用買い残が多いので、明日以降、一旦は下降するはずなので、
できるだけ有利な金額で損切りすることにしよう。
その場合も絶対にショートはせず、損切りを優先させる。

今日は、 @8540 * 150株の返済買いの予約を入れるが、
@8600を超えるようならば、損切りを行う。

<コメント>

・今週は打った手がすべて裏目に出ていて、試練を受けているようだ。
・あらかじめ決めておいたルールをザラ場中に変更し、まるで他人に煽られるように、その場限りの判断で売り買いすることの愚かしさは、第1回目の失敗で教訓として学んだはずだ。 が、今週やっているのは、まさにこれだ。

・もし今日、「寄付・成行・ショート」を行なっていたら、底値でショートしたことになる。
・ニューヨーク市場が下がった時は「寄付・ロング」で、上がった時は「寄付・ショート」が有効だ。

 


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