トレーディング日記

2003年 3月 7日(金)


■日経225先物

前回の結果

8230円から8830円までのボックス相場は今日、
下方向にブレイクして8100円まで下落し、
ストップロスが発令された。(終値は8110円)

今日は、昨日仕込んでいたとおりの結果となった。

予約 (@8460買 → 売<=@8190) ※損切り
予約 (@8480買 → 売<=@8190) ※損切り
予約 ( If 売<=@8190 Then 買>=@8240 )

の3つはすべて約定し、予定どおり(?)約58万円の損失が確定した。
証拠金は180万円を差し入れていたので、3分の1を 一気に失った。
今回、もしストップロスを入れていなかったら、さらに16万円の損失が
上積みされていたはずである。

8190円のドテン売りによって、8万円の含み益が出ているので、
この先暴落すれば損失が相殺できるかもしれない。

今回打った手

いきなりの大損失(約58万円)によって、建余力が1枚分減ってしまった。
これにより、元手を回復するための困難さが増すことになる。
今の証拠金では、最大2枚しか建てることができないので、
価格が大きく動いてくれないと利益を得るのが難しい。

でも今回の損失により、1つ新しい戦略を思いついた。

現在の建玉は、 @8190の売りポジションであり、
今日の時点で +80円の含み益になっている。

私はこの先、相場が上がるのか下がるのか見当がつかない。
どちらの可能性もあるからである。しかもこれ以上の失敗は許されない。
こういう時はどうするか? 私は、両建て戦略を使う。

予約 (@8190売 → 買>=@8180) ★9:15に自動発注 ※トレイリングストップ
予約 ( If 買<=@8100 Then 売<=@7990) ★期先(2003/6月限) ※長期保有

もし@8100買いが成立すれば、+90の利益は固定されるので、

8180円以上になれば、ショート側が手仕舞われてロング側の利益が増え、
7990円いかになれば、ロング側が手仕舞われてショート側の利益が増え、
そのでのボックス相場になれば、両方を手仕舞って 90円の利益を確定する

というシナリオが描けることになる。

----- 2003/3/8 -----

ニューヨークダウは反発し、シカゴの日経225も日本よりも若干高く引けている。
そして、日経平均がバブル後最安値を更新したというニュースが流れ、
しかも10日なので、公的資金の買い支えも噂されている。

なので、次回はトレンドに関わらず、ギャップアップで寄り付くことが予想される。
寄付きで 8180円まで一旦上がってその後急落すると、上記戦略の意味がなくなる。
そこで @8180 の返済買いは、寄付きを避けて 9:15 に発注がかかるようにする。

次回の目論見

・私の相場の読みは、見事にはずれた。

 ・2003/3/5 の時点で一旦は 8530付近まで上がると思っていたが、届かなかったこと。
 ・8230円の強力な支持線を下抜けずに反発すると考えていたこと。

・でも、これはさほど深刻なことではない。決定的なミスは、

 ・2003/3/4 に誤って買った 8480円の建玉をすぐに処分せず、何日も持ち越したこと。
 ・2003/3/6 に下げトレンドに反転したのを確認したにもかかわらず、
  2枚の建玉のうちの1枚を直ちに処分するのを怠ったこと。

 という、資金管理上のミスである。

・全資金の3分の2を

<コメント>

・私の相場の読みは、見事にはずれた。

 ・2003/3/5 の時点で一旦は 8530付近まで上がると思っていたが、届かなかったこと。
 ・8230円の強力な支持線を下抜けずに反発すると考えていたこと。

・でも、これはさほど深刻なことではない。決定的なミスは、

 ・2003/3/4 に誤って買った 8480円の建玉をすぐに処分せず、何日も持ち越したこと。
 ・2003/3/6 に下げトレンドに反転したのを確認したにもかかわらず、
  2枚の建玉のうちの1枚を直ちに処分するのを怠ったこと。

 という、資金管理上のミスである。トレーディングで最も重要なのは資金管理である、
 ということを今回、実践で学んだ。高い授業料(約58万円)である。

・全資金の3分の2を暴落のリスクにさらしてしまったという初歩的ミスだった。
 デイ・トレード用にエントリーしたものは「不出来引け成り」で注文を出すべきである。

・相場は毎日チャンスに恵まれているので、今回の損失を上回る利益を出すことは
 それほど難しいことではない。そのためには、次回のトレンドを絶対につかまえることと、
 その前に資金を枯渇させないことが必要である。今回のような過失は二度と起こしてはならない。

 


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