トレーディング日記

2003年 5月 6日(月)


■日経225先物

前回の結果

やってはいけない失敗を繰り返した罪は大きく、
大きな損失という形で代償することになった。

今日採るべき道は限られていたが、
相対的にはうまく損切れたと思う。
それでも、20万円の損失は激痛を伴った。

間違ったポジションを連休後に持ち越すと
こういう結果を引き起こすことが痛いほど分かった。

寄付き前の板情報を見て、大幅なギャップアップを確認したが、
もはや動揺することはなかった。
CME日経平均は 8050円で引けており、
このくらいは覚悟しなければならないと思った。

私は損切りのルールだけは例外なく徹底していたので、
ここで損切り額を変更したいという考えはなかった。

結局、「7960円以上で成行手仕舞い」を貫き通して、
CMEと同じ 8050円で寄り付き、10円スリップして
8060円で約定した。寄成だったら 8050円で
約定していたかもしれないが、もはやどうでもいい。

今日はこの後小幅に上昇して 8140円まで上昇し、
損切りがなかったら追証まであと一歩という
ところまで行っていた。そうなるとゲームオーバーだ。

とにかく瀕死の重傷を負いながらも、
何とか生き延びることができたのだ。

 

今回打った手

今日、すべきことは損切りのみだった。それ以外にやるべきことはない。
今日の値動きを見ていると、参加したくなる誘惑は全くなかった。

まことに残念ではあるが、今日の損失により、
日経225先物トレーディングを続けることが
できなくなった。証拠金56万円では
1枚建てても全資金の80%を上回ってしまう。

ところで、ここ2週間は証拠金が100万円を下回っていたので、
マネーマネージメントの原則からいえば、日経225先物を
建てていたこと自体がルール違反だったことに気がついた。
それに気がついていれば、「ザラ場中の計画外エントリー」を
する誘惑にストップをかけることができたかもしれない。

負けトレードの総額がなんと、 2,325,765円に膨らんでおり、
当初の証拠金180万円を上回ってしまっていたので、
ここでも一旦トレーディングを中断すべきだった。

禁煙失敗者や麻薬中毒者と同じような悪循環に陥っていた。
こんな状況では何をやってもうまくいかないどころか、
破滅を招くぞ!という無意識的な警告を受けていたかのようだ。

このような間違ったトレードでまぐれの成功をおさめると、
2〜3歩先は破滅の一歩手前である。
破滅する前に、間違いに気づくことがどうしても必要なのだ。

そういうわけで、負けトレードが続いて損失の山を築いたが、
長い目で見れば、成功に向けて順調に歩んでいるといえる。
私はとても恵まれていたのだ。
破産の一歩手前で踏みとどまることができて、
再起に賭けるチャンスを得ることができたのだ。

「ザラ場中の計画外エントリー」なんて、もってのほか。

証拠金が回復するまえの間、
日経300先物で実績を上げてから日経225先物を再開する。

日経225先物はそれまでの間、仮想売買で練習する。

 

<日経300先物>

今日のギャップは埋められるという予測で、逆張りで望む。

 ・一目均衡表の雲でレジスト
 If 売>=@158.5 Then 買>=@160.5 (リスク 2.5万円)

 ・一目均衡表の雲抜け
 If 買>=@159.0 Then 売<=@158.0 (リスク 1.5万円)

 

<日経225先物・仮想売買>

一目均衡表の雲抜け

 If 買>=@8330 Then 売<=@8280 (リスク 6万円)

 

次回の目論見

・今日のギャップアップはきっと埋められるだろう。

・一目均衡表の雲抜けと100MAをブレイクしたら、本物の上昇トレンドだろう。
 その時はもちろん、勝負をかける。

<コメント>

・この時期は企業の決算発表等でマーケットが小動きする。先が読めない。

 

 


[ ホーム ]

Email: Shunichi-info@hosono.com

All contents copyright(C) 1996-2003 Shunichi Hosono All rights reserved.