トレーディング日記

2003年 5月 9日(金)


■日経225先物

前回の結果

<2003/6/7 記入>

成功したトレーダーになった人は、一旦は大きな損失を経験し、
そこから学んで這い上がるという過程を経るらしい。

そのシナリオでいけば、この日がそれである。

5/6の大失敗で自分の過ちを思い知ったはずであり、
新たな気持ちでやりなおすはずだった。が、
それでもまた、やってしまったのだ。下手な手を。

 

今回打った手

<2003/6/7 記入>

180万円でスタートした資金をわずか2ヶ月あまりで
56万円に減らしてしまった現実に直面し、焦った。

もちろん慌ててエントリーしたわけではなく、
80%の確率を誇る「寄付成行・ショート・30円利食い」を
仕掛けて、ほんの少しでもいいから一歩前進
するつもりだったのである。

この日の朝は、寄り付き直後にもみ合うパターンが
予測できたので、制限時間は30分として
エ ントリーしたのである。

8000円の寄付きで売り、この前後をもみ合ったが、
あと10円及ばず、上に抜けてしまった。
今日はまさに背水の陣だったので、
もうすぐ30分で 8050円をつけたのを確認して、
成行きで手仕舞い・10円スリップで
8060円で買い戻すことになり、降伏した。

証拠金 564,512円の状態で、もう後がないのに、
わずか30分足らずで 64,153円の損失を出し、
こんどこそ本当に日経225先物の売買が不可能になった。

5/6の時点でドクターストップをかけられたのに
今日はそれを無視してとうとう倒れてしまった、
というのと同じような状態である。

日経225先物の売買は、ひとまず今日で一旦退却となった。

でも私はまだ諦めていない。首の皮ひとつがつながっているのだ。
証拠金残高は、500,359円。まだ50万円を切っていない。

ここから奇跡的に這い上がることができれば、
すごいノウハウが身につくだろう。伝説になるだろう。

私はビジネスとして、法人口座でトレーディングをしているのだ。

 

次回の目論見

<2003/6/7 記入>

・日経300先物しか選択肢がなくなった今となっては、これを極めるしかない。
・これはチャンスかもしれない。このノウハウは儲かるぞ!

 

<コメント 2003/6/7 記入>

・5月に入っての立て続けての損失は、私が自分で望んだものだったのかもしれない。
 証拠金100万円を切ったのに日経225先物を続けていたことに対して
 損失という形で目覚めさせようとする力が働いていたようにしか思えない。
 「トレーディングを中断せよ!」という警告が発せされていたのに私は無視した。
 だから、どのような手を打っても100%失敗するように仕向けられることになった。

・私は「焦り」を捨てる必要があった。
  「もしその金がどうしても必要なら、受け取ってはいけない」 という鉄則を思い出す。

・私は今回のトレーディングでは大きな損失を被ったが、5/9の損失で、目覚めた。
 12月以降、5ヶ月以上に渡って、私は他の仕事を疎かにしていたのだ。
 トレーディング以外の本を読むこともなく、新しいビジネスを考えることもなく、
 日常の仕事も面倒くさく感じるようになった。顧客対応も疎かになっていたと思う。
 気づくのが遅かったかもしれないが、やはりトレーディングだけではだめだったのだ。

 結果、こういう形で審判が下ることになったので、今後こそ、再スタートである。

 

 


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