「生命の科学」学習メモ 宇宙哲学者ジョージ・アダムスキーに学ぶ、新しい時代の生き方

2026年6月11日

「生命の科学」レクチャー2の小見出し「意識と心は別個に存在する」について

Filed under: 02 心とその成分 — Shunichi Hosono @ 20:33

久保田八郎先生が訳した

「21世紀/生命の科学」(中央アート出版社)の小見出しは、訳者である久保田八郎先生が付けたものではなく、文久書林の岸社長が付けたもので、なかなかよくできているので、ほぼそのまま採用した、とのことである。

ところが、中には適切ではないと言われている小見出しがいくつかある。そのうちの一つが、レクチャー2の「意識と心は別個に存在する」という小見出しである。

意識と心は別個に存在する

「テレビ受像機があれば動く画像が室内で見られるほどに、そしてまたラジオという増幅器があれば空中から流れる音響や音楽を聴けるほどに人間の心は発達しています。視覚や聴覚以外の感覚器官でもそうです。しかし意識が肉体を離れたなら、われわれは肉体が死んだと考えます。
ところが、人間の心の機能が失われ、感覚器官のすべてがきわめて鈍くなりながらも、意識が存在するかぎり本人は生きものであるのです。
これでもって心は別個に存在し得ることがわかりますが、心は独立して存在することはできません。」

本文に「独立して存在することはできません。」と書かれているのに、小見出しが「別個に存在する」となっているので、矛盾しているよね?という指摘である。

そこで、AIに尋ねてみたいと思う。使うのは、Notebook LM に、アダムスキー哲学4書の対訳テキストだけを入力した状態のものである。


入力したプロンプト:

「生命の科学」レクチャー2の小見出し「意識と心は別個に存在する」は、適切な小見出しですか?
本文と矛盾しているかどうか?も教えてください。

出てきた回答:

「生命の科学」レクチャー2にある小見出し「意識と心は別個に存在する」は、原文の意図をある程度反映しようとしたものですが、それに続く本文の「重大な誤訳」によって、激しい論理的矛盾を引き起こしてしまっている箇所です。

具体的にどういうことか、詳しく解説します。

1. 小見出し自体の適切さ 小見出しに続く本文では、人間の心の機能が失われ、感覚器官が極めて鈍くなったとしても、「意識」が存在する限りその人は生きていると説明されています。この文脈において、「意識と心がそれぞれ異なる働きを持つものである」という点を示す見出しとしては、ある程度の適切な意図を持っていると言えます。

2. 本文内の「重大な誤訳」による矛盾 しかし、この小見出しの直後の本文に、翻訳のミスによる決定的な文章の破綻と矛盾が存在しています。

  • 原文(英語): This proves that the consciousness can live independent of the mind ― which the mind cannot do.
  • 和訳: これでもって心は別個に存在し得ることがわかりますが、心は独立して存在することはできません。

原文の正しい意味は、「『意識』は心から独立して生きることができるが、心にはそれができない」です。 しかし和訳では、前半の主語を「意識 (consciousness)」ではなく「心」と誤訳してしまっています。その結果、「心は別個に存在し得る」と言いながら、同じ文のすぐ後で「心は独立して存在することはできない」と打ち消すという、文章として完全に矛盾した状態になっています。

3. 結論 このセクションの本来の主張は、「意識は心から独立して存在できるが、心は意識なしでは存在できない(意識の伴わない心は死物である)」という、両者の非対称な関係を示すことです。したがって、「意識と心は別個に存在する」という小見出しは、双方が完全に独立しているかのような誤解を与えかねない表現であり、さらに直後の本文が誤訳によって支離滅裂になっているため、読者に強い矛盾と混乱を感じさせる不適切な状態になっていると言えます。


ということなので、やはりこの小見出しは、やや不適切だということになるのだろう。
前半の文の「別個に存在し得る」という部分だけを切り取って小見出しにしたのかもしれない。

実はここは非常に重要な箇所なので、「生命の科学」を何度も何度も読んでいくと、矛盾に気づくと思う。

故・篠芳史さんも、「生命の科学」のこういった疑問点をいくつもかかえていたので、英語の原文を調べて、新たな訳を付けてみようと思い立ったそうである。

篠芳史 さんの翻訳では、小見出しは消去されていて、問題の箇所は次のように訳されている。

This proves that the consciousness can live independent of the mind ― which the mind cannot do.
これは、意識がマインドとは独立して存在出来る事を立証しています。一方、マインドは意識がなければ存在できません。

新訳「生命の科学」 (篠 芳史 監訳)
https://www.adamski.jp/shino/science_of_life_shino.html

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